“月も俺を笑っておるわ” 奥村助右衛門の妹、加奈が、おまつの共として上京。慶次に思いを寄せる加奈の女心と、無邪気で屈託のない慶次の行動が、ある問題を引き起こす。それは、ひいては加賀藩士の命にも関わる重大なものであり、莫逆の友である助右衛門に悲痛すぎる選択を決意させるものであったーーー。(『訣別の盃の巻』〜『[佐渡攻めの章]巻五、意外な援軍の巻』までを収録)